突然ファスナーが壊れた!
困りますよね。。
安心なのは修理屋さんに頼むこと、
ですが…
ファスナーの修理や交換って、
結構高いんですよね。。
私は元修理職人なんですが、
見積もりをお伝えすると、
「えっ高い!!ならいいや」
とお帰りになる方も少なくなく。。
引き手(スライダー交換)だけで8,000円とか、
ファスナー交換は長さによりますが、
15,000円とかかかることもあります。
それくらい大変なんです、が!
完璧を求めなければ、
自分で修理できる場合もあります!
実際、私がやってみた方法を紹介します。
なんと、
1,000円しないくらいでできます!
バッグは無事使えるように復活し、
とても喜んでもらえましたよ〜
職人技は必要ないです!
私も初めてのことでした!
【自分で直す】片側だけ外れた・壊れたファスナー(チャック)の修理方法
Before
↑このように、
ファスナーの引き手(スライダー)が、
片側に行ってしまっていて、
口が閉まりません。
その原因は、
逆サイドの端↓
右のムシ(ちっちゃくならんでるやつ)が、
2つ取れてしまっています。
このせいで、
引き手(スライダー)が脱線して、
片側にいってしまったようですね。。
手順
いくつか方法はありますが、
完璧より簡単さを優先しました。
まずは、
取れてしまった右側のムシと同様、
左側のムシも2つ取ります。
この「ミニ喰切」で↓
私もこのために買いました。
が、800円程なので、
修理店でファスナー全交換に15,000円かかることを思えば、
安い買い物〜と思います。
ミニ喰切でムシを取った図↓
↑左右対称になりましたね◎
そして、
この逆サイドの下止め(最端の大きめの止め具)と、
ムシをいくつか取ります。
なぜこうするか?
どのくらい外せばいいのか?
も、この後説明します。
こうなります↓
こうすることで、
引き手(スライダー)を端まで下げられ、
左右のムシをちゃんとキャッチさせられます!
なので、こうなるんです↓
やっとしまりましたね!
なので、ムシを外すのは、
・左右のムシが対称になるだけ
・引き手(スライダー)が下に下がる場所まで
です。
やってみると、
なるほどここまでだなって分かるはず!
で、最後の仕上げに必要なのが、
コレです↓
「ファスナー用下止め」です↓
今回は5号サイズのを使いましたが、
ファスナーのサイズによって違うので、
分からない…
という場合は、
手芸店に直したい品物を持参し、
お店の方に相談しましょう!
1個10円くらいです。
コレを、
ムシや止め具を外した隙間につけていきます。
こんな仕上がりです↓
手でプスッと刺せます。
ホチキスの芯みたいなコの字なので、
刺したら、尖ってる部分を手で折り込む感じ。
逆サイドもつけます。
もともと止め具があった位置より下にも、
補強とために2つつけました。
これで完成です!
材料のおさらいとBefore・After
材料のおさらい
ミニ喰切↓
ファスナー用下止め↓
Before・After
<Before>
<After>
これでファスナーの開閉復活です!
まだまだ使えます〜
おまけの補強
さりげなく優しい補強が入ってます。
(自分で優しいと言う)
Beforeはこうだったんですが↓
この通り、
一番下の止め具のファスナーテープが、
ボロボロでした。
予想ですが、
ココがもともと長いことで、
テープもムシにも負担がかかったのでは?
と思いつつ、
止め具の下、
裏を見るとこうなっていたのを、
リボンを縫い付けて補強しました。
あとは下止めも追加でつけたので、
安心かな〜と思います。
まとめ
完璧を求める方には不向きかもしれませんが、
そこまでお金をかけなくても、
使えるようになればいいよ〜という方は、
手軽にできる方法かと思います。
完璧を求める方や、
自分でやるのは心配…という方は、
修理店にお願いするのが安心ですし、
ご自分に合った方法を選んでくださいね!
いずれにしても、
直してでも使いたいと思えるものがあるって、
とても素敵なことですよね!
私もそうやって長く使いたいです◎
私がお直しに目覚めたきっかけになった本と↓
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ここまでお読みいただき、
ありがとうございます!