気づいたら靴下に穴があいていた!
なんてこと、
結構ありますよね。
そこだけ直せばまだ履けるのに…と。
服飾専門学校を卒業していたり、
お直しの職人をしていたこともあるので、
ある程度洋服は作れたり直せたりします。
しかしながら、
お直し職人あるあるなんですが、
「人の物は直すけど、自分のはボタン付けも放置」
って具合に割と自分のことはおざなりな人が多いんです。
私もです、、!
が!!
靴下の穴を放置して履き続けると、
穴が大きく広がって悪化してしまうことがあります。
病気と一緒で、早期発見、早期治療が大事です!
出来る限り、早めに繕って延命しましょう!
ということで、
「簡単に靴下の穴を繕う方法」
について画像つきでお話します!
記事を読みながら、
すぐにできちゃうはずです…!
1分で出来る縫い方講座!靴下の穴の補修方法
色々な方法があると思いますので、
これが正しい!というわけではないですが、、
(ぜひ、ご自身に合う方法を見つけてください!)
私はこれが一番早いし難しくないので、
大抵これで補修しています。
靴下、タイツ、カットソー(Tシャツ類)
の場合にはこの縫い方で繕います。
セーターは少し違う方法で繕いますが、
こちらはまた追って!
では、画像と共にどうぞ!
こんな感じで、
アンクルストラップ付きの浅履きソックスの人差し指辺りが、
擦り切れて穴が開いてしまいました。
・・・黒いので、分かりやすいに色を白く飛ばしたら、
なんともみすぼらしい見た目になり、
お恥ずかしいですがこのまま進めます。。
(実際はもう少し綺麗です、、!)
とりあえず、
新しい靴下を買うまでくらいは延命したい!
ついでにブログで繕い方の記事を書いてみよう!
と思ったので、
補修することにしました。
こんな感じで、穴の上下をすくってくるくる縫っていきます。
私は靴下の中に手を入れながら縫いましたし、
それでも縫えます!が、
ほんとは、
ダーニング用の木のマッシュルーム(きのこ)が
あるともっとやりやすいはず…!↓
縫い始めも縫い終わりも、
玉結び、玉留めをするとゴロついてしまうので、
返し縫いだけで済ませましょう。
返し縫いをしっかりすればほつれてきません。
あまり難しく考えず、とりあえずやってみましょう。
私も最初はコツがつかめず、やり直したり失敗しましたが、
今ではこれくらいの穴なら1分程で繕えます!
完成した図がこちら。
これでもう少しこの靴下にお供してもらえそうです!
ポイントを以下にまとめました。
靴下の繕い方のポイントは?使う糸は?
ポイントをあげるとすれば、、
・編み地の縦方向に合わせて縫う。
・糸はたるませすぎず、きつく引っ張りすぎず。
(実際履く時のように手で靴下を伸ばして確認すると◎)
・重ね縫いしすぎるとゴロついて履き心地が悪いので、適度に。
という感じですね。
使う糸は、
あまり太くなく、
靴下に近い色のものがおすすめです。
今回は、
シャッペスパンの60番手のミシン糸、
黒を使用しました。
もっと細い90番手(ロックミシン用糸)位の糸でもいいくらいですが、
靴下自体そんなに繊細な薄手のものでもなかったので。
いい仕上がりになったのでよかったです!
もしあればストッキングの糸を抜いて使用すると、
伸縮性もあるしいいと思いますが、
普通の厚みの靴下で、このくらいの小さい穴であれば、
普通の糸で問題ないと思います!
気軽に、家にあるものでやってみましょう。
まとめ
「靴下は消耗品」
確かにそうです。
「繕うなんて面倒!」
「時間の無駄!」
「買った方がいい!」
それも一つの考えです。
メーカー側からしたら、
新しく買ってもらった方が、
嬉しいかもしれません。
履く側としても、
「みずぼらしく」なっているなら、
捨てた方がいいもしれません。
でも、ちょっと手を掛ければ、
まだまだ履ける。
自分でお直しすることで、
愛着がわいたり、
大切にしようと思えたりする。
そんな考えも、一つです。
「穴が開いちゃった、捨てよう」
の一択だったのが、
「穴が開いちゃった、補修しようかな」
の選択肢が増える。
可能性が広がるんです。
私は靴下が好きだし、洋服も好き。
だからこそ、繕うことを覚えました。
ちょっと穴が開いちゃったけど、
捨てるのをためらっているもの、
ありませんか?
もしあれば、繕ってみませんか?
きっと、ちょっと豊かな気持ちになれるはずです!
私がお直しを仕事にしたい!
と思ったきっかけの一つは、
こちらの本、
横尾 香央留さんの「お直し とか」でした。
思わずうるりとしちゃった大切な本。
特別な一冊です。
お直しの記事たちも↓
ここまでお読みいただき、
ありがとうございます!