おすすめ本(書評・感想)

食事も人生も辛い人におすすめの本、ダイエット幻想【書評・感想・レビュー】

食べること、
楽しめていますか?
つらいと感じていますか?

ダイエットと言えば、
カロリー制限や、
糖質や脂質制限など、
数字がついてまわりますよね。

私は20年以上、
ダイエットとリバウンドを繰り返し、
今またリバウンド期。

勉強して知識が増える分、
「禁止事項」はどんどん増え、
楽しかったはずの食事は、
「採点」の対象になりました。

でもうまくいかないから、
痩せては太っての繰り返し。

私と同じように、

ちゃんとやってる、
でもうまくいかない、
食べるのがつらい、
生きるのも楽しくない、

そんな方に、
一味違うダイエット本、
磯野真穂さんの「ダイエット幻想」

おすすめしたいです。

この本を読んで思ったこと。

食事も人生も辛い人におすすめの本、ダイエット幻想【書評・感想・レビュー】

ふつうに食べられてないからしんどいんだ、
と気付かされ、
泣きそうになった。

「ふつうに食べていた」
のは、いつまでだろう?

ふつうに食べられなくなったのは、
中1の春からなのは明確だけど、

それ以前に、
小学校低学年の頃に、父が、

幼稚園の頃の身体測定記録を、
私と「痩せている妹」の同時期のものを比べて、

「えれー違いだな」
とゲラゲラ笑ったとき。

私は太っていて、
笑われて、
愛されない、
価値がない、

そう認識したのは、
あまりに幼い頃だった。

そんなことが頭をブワァっと駆け巡り、
泣きそうになった。

それまでただおいしく楽しく食べていたものが、
自分をダメにする悪者になった。

それをどう食べるか、
何を食べるか、
どれくらい食べるか、

食べていいかどうか、
それで体重が増えたか減ったか、

カロリーは、
栄養素は、
添加物は、

食べ物を目にしたとき、
数字や良し悪しを考えるのが当たり前になり、
常に採点と批評、自責をしてきた。

本を読んで、
一番響いたフレーズ。

あなたの「食べる」はどこで行われていますか?

泣きそうになった。

本「ダイエット幻想」を読んで思った「幸せでありたい」ということ

私は、
無邪気にファーストフードのポテトを頬張る姪のようには、
戻れない。

だけど、

ポテトを悪者と決めて食べない私より、
おいしそうにそれを食べる姪は、
ずっと幸せそうに見える。

いつ何を食べたか、
カロリー計算、
体重体脂肪の記録。

ずっと続けているけれど、
振り返って幸せな時はあったろうか。

無意識に自分を責め続けて、
幸せなはずがなかった。

それでいて、
一時的に痩せることはあっても、
またひどく戻るの繰り返し。

心も体も、当たり前にボロボロだ。

ただ、ふつうに食べたい。
ただ、おいしく食べたい。

幸せでありたい。
幸せでない。
愛されたい。
愛されない。

苦しくて涙が出る。

今まで20年以上、
30年近く、
そうやって自分で自分を痛めつけてきた。

涙が出る。

多分、私と同じように、
気づかず、よかれと思って、
それが正しいと思って、
無意識に続けている人がたくさんいる。

そういう人に届いてほしいと思う本だった。

本「ダイエット幻想」を読んで、私に起こった変化

本を読み終えて。

何重にも記録していた、
カロリーや、
体重や体脂肪や、
運動時間や歩数などを、

自分を責めてしまうもの、
一喜一憂するもの、
苦しいものはやめると決めた。

何を食べたか、
おいしかったか、
そういうことだけ記録することに変えてみた。

今まで続けてきたことをやめるのは、
勇気がいる。

だけど、

今まで続けてもいい結果が得られていないのだから、
一度やめてみる価値はある、
というか、
やめてみるしかない。

そんな「当たり前」
に気づけないくらいに、
「当たり前」
に苦しみ続けていたのだ。

急に何か変わらなくても、
「当たり前」だ。

数字や数値と一緒に食べる食事は、
別の意味を背負って、
純粋に楽しむことを許さなかった。

あぁ、苦しかったね、私。
頑張ったね、私。

頭ではなく心で楽しむ食事を、
私も取り戻せるかもしれないと思うと、
やっぱり、涙が出た。

次の週末は、
大好きな姪に、
ポテトを買って行こう。

おいしく楽しい時間が過ごせると思う。

まとめ、次に読もうとしている本のこと

いい本を読んだ後には必ず、
もっと早く読みたかった、
と思います。

この本もそうでした。

3年前に発行された本だったので、
その時に出会えていれば、
と思いつつ、

今出会えたことで、
これからの人生が変化する、
と思えているので、
本当によかったです。

私と同じような状態の方は、
本を読み進めるのが苦しいかもしれません。

でも、
苦しいだけで終わらず、
そっと手を握ってもらえたような、
ホッとする感覚になるはず。

本書にも登場する、
同じ著者の「なぜふつうに食べられないのか」
という本は絶対に読もうと思い、
読み始めたところです。

こちらの本も、
きっと特別な一冊になるので、
読み終えたらお話します。

気になる方は、
一緒に読んでみてくださいね。

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ありがとうございます!

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ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

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