体のこと

【前編】自分を責めてしまう仲間へ。我慢をやめたら1年2ヶ月で-10kgのダイエットが成功した話

この記事を読んでくださっている方は、
きっと私と同じように、苦しい思いをしながら食べて、
でも太っているのは嫌で痩せたい、、という方かなと思います。
まず、こちらに辿り着いてくださり、ありがとうございます。

過去にも何度か触れてきた、ダイエットについて。
-10kgが達成できたタイミングで書いておきたかったのに、
語ると長ーくなりそうでつい先延ばしに。。

心の隙間を埋めるように食べてしんどかったり、
食べてしまう自分を責め続けてしまったり、
醜い自分が大嫌いでうんざりしたり、、

そんな私と似ているタイプの方に、
私のしんどい時期から-10kgまでの道のりの話を聞いていただけたら、
何かしら役に立てるんじゃないかな?
少なくとも一人じゃないよっていうのは伝えられるんじゃないかな?
という気持ちになり。

主に問題や原因の分析と対策について、お話したいと思います。
この工程としっかり向き合えたことが、
今まで何度もダイエットとリバウンドを繰り返してきた私に、
一番変化をもたらした大きなことだと言えます。

よろしければ、お付き合いくださいませ。

今までのダイエットとリバウンドと、心の隙間、1つの決意

まず、私は過去に触れてもきたのですが、
ストレスで急激に痩せたり太ったりするタイプ。
それに加え、自分の顔も嫌いで、コンプレックスだらけ。

【1】一重や奥二重に悩むあなたへ。アイプチ歴13年のまなきの話今日はちょっと4コマイラストにしてみます! 目がコンプレックスでアイプチをし続けていた ということで...

身長155cmで、MIN46kg〜MAX62.2kgの振り幅があったので、
それで伝わるかと思います。。

初めてのダイエットは中1の時。
(それについてはこちらの記事で↓)

https://manakiteruko.com/entry/2019/03/25/234503

それから何度もダイエットとリバウンドを何度も経験してきました。
もともと、家族もぽっちゃり率高めだし、
食べることは大好きだし、からあげやケーキなど太りそうなもの大好き!
なので、太る素質しかない感じのタイプ。

だから、ダイエットは必ず無理や我慢がつきもので。
大好きなあぶらっこいものや砂糖たっぷりなものを我慢し、
歩いたり走ったり水泳をしたり運動を過激にして、
我慢の限界がきてリバウンドしてしまいがち。

仕事や人間関係のストレスで体調を崩して増減も。
胃腸炎で7kg減ったかと思えば3ヶ月でまたいきなり7kg増えたり。
極端に食べて発散することもあれば、
胃腸に炎症が起きて食べ物を受け付けなくなるか、みたいな。。

この20年ほど、太ったり痩せたりをめちゃくちゃ繰り返してきました。

そして2018年4月、人生最重量62.2kgに達し、心身ズタボロ。
自分が嫌すぎて食べて、そんな自分が嫌でどうでもよくなり、
また更に食べる負のスパイラル。

自分が太ろうが痩せようがどうだっていいし、という気持ちと、
どんどん醜さが増していく自分はやっぱり辛く。

その時ふと、このぐらい太っていても誰にも迷惑かけないし、
別に人として生きていられているならいいのでは?
太っていること、醜いことを言い訳にしている気がする、、という、
ネガティブなようで、私にとっては革命的な発想に気づき、
現状の自分を責めることだけは一時停止できました。

不思議なもので、そうなって初めて、「今の自分」とやっと向き合えて、
太ってる痩せてるを善悪と切り離すことができたんです。

そして気づきました。
「食べることが大好きなはずなのに、今、ちっとも楽しくない、つらい」
ということに。

私は本当はただ食いしん坊で食べること大好き!だったはずなのに。

「ちゃんと楽しく食べたい」
涙が出てきました。

お腹はとっくにパンパンなのに、食べ続けていたのは、
心にぽっかり穴が空いていて、その隙間を埋めるためでした。
埋まるはずもなく、辛さと脂肪が増えるばかりでした。

そう考えると、全然、ちゃんと食事をしていなかったなって思うと、
自分に対しても食べ物に対しても、悲しく申し訳ない気持ちが溢れました。
ちっともおいしく食べていなかったし、食べたいものを食べていなかった。

このままでは嫌だ、変わりたい、と思いましたが、
また過去と同じようなダイエットをしても、またリバウンドするに決まっているし、
なにせ心が弱っていたから無理や無茶はそもそもできないな、と。

今までと違う方法をする、と決めました。
全然、何をどうするとかは分からなかったし、
砂糖をやめたり運動を増やしたりは今、無理、と思ったでの、
なんとかできることはないか、と考えました。

1つだけ決めました。
「今、本当に食べたいものを食べよう」と。

そんなの当たり前じゃん!と思いますか?
何かチクッと胸に刺さりましたか?

チクッとした方は、続きもぜひお付き合いいただけると嬉しいです。

ダイエットの目的

まず、一番大切なのは「何のために痩せたいのか」です。
これがないと何も始まりません。

私は今回、「痩せること」をメインに掲げませんでした。
これが今までのダイエットと大きく違うことかなと思いますが、
これが、一番の成功のポイントとなったかもしれません。

私は、毎日、食べることも生きることも自分が嫌なこともしんどかった。
だから、「ちゃんと楽しく食べたい」は重要なことでした。

私にとって、ダイエットというより、生き方改革みたいな感じで、
「こうありたい」のリストはこんな感じ。

・おいしく食べたい
・楽しい時間を増やしたい
・幸せに生きていたい
・自分を責めない
・心身健康になりたい
・好きな服を好きに着たい

「痩せたい」とか、「-○○kg」はありません。
こうありたい、を実現するために、
食べ方、食べる物、体型を変えたい、に繋がったんです。

だから、痩せたいと思っている方には、
「自分がどうありたいか」をまず考えてみるのもいいんじゃないかな?と思います。
そう考えてみたら、ダイエットは必要ないかもしれないし、
もしかしたら、ダイエットよりもっと大切なことが見つかるかもしれません。

ただ、私と同じような苦しみの中にいる方は、
少なくとも、食べるものとの付き合い方を見直すことが、
結構大切なポイントになるんじゃないかな?という気がします。

さて、目的を明確にしたところで。
目的が決まる=ゴールではないので、
達成するために必要なステップを考えていきます。

やはり、原因・分析・対策を具体的にすること。

原因と向き合う

ただ漠然と「食べてしまう」「どんどん太る」「醜い」
と、ズーンとした気持ちで過ごしてきたところから、
変わりたい、変わるためには原因を探らねばと思いました。
何が私をそうさせているのか。

それ自体が判明するのは案外簡単で。
ストレス食い+タダでもらえるけど体に悪い食べ物。

イメージとしては、、毎日の賄いが、
コンビニやスーパーで売っているような、
弁当・揚げ物・パン・スイーツ、って感じ。
悪い油や人工甘味料もりもり悪い油コテコテの加工食品など。。
自然なものと相反する、体に悪いものオンパレード。

当時の食費は毎月6,000〜8,000円程で、
内訳が、たまご、トマト、納豆、ヨーグルト、少しの果物・冷凍野菜、くらい。
肉や魚は数年単位で買っていませんでした。

今考えるとゾッとしますが、
「自分に肉や魚を買う資格はない」
と思っていたし、それにお金を使ってはならない思考で、、
収入も少なかったし、タダで食べられることの方が重要でした。

食費は安く済みましたが、その代償はひどく。
心身にずしりと重くのしかかることとなりました。

当時は、お弁当を2個ぺろりとたいらげ、
菓子パンやドーナツ、スイーツなどを5個くらい余裕で食べ、
さらにしょっぱいものが食べたくなったらおにぎりを挟み、
また更に甘いものを食べる、、みたいな感じでした。
1食分で、です。

空腹なタイミングがないほど、
常におなかはぽーんと出ていましたし、
お腹が空くから食べる、ではなく、
食べたい(口に入れて噛んで飲み込みたい)から食べる感じ。

お腹が空いて食べるわけではないから、
終わりも遠いわけです。
ギリギリ限界まで食べ続けていました。

食べすぎてあまりにお腹がパンッパンで、
夜、眠いのに横になれないこともありました、、
横になると「うっ」となり気持ち悪さに襲われる。
あれは本当にしんどかった、、

かと言って、吐いたことは一度もないです。
吐けたら楽なのにと思ったことがあるほどですが、
それはまた別の苦しみがあるし、
でも、いずれにしても、私は苦しかったです。

夜、何時間にも渡って、動画を見ながら食べ続けるから、
睡眠時間も減るし、常に眠いし、だるいし、
でも眠いから早く寝ようとは思えず、
眠いけど食べる、下手したら食べながら寝てしまい、
お盆の上に突っ伏して寝ていたことなんかもありました。

食べることが大好きだったはずのに。
楽しさやおいしさを感じることがなくなっていました。
それに気づけないほどの状態でした。

分析

そんなひどい生活をしていた私ですが、
そもそも一人暮らしを始めた当初なんかは、
それなりに自炊もしていたし、
なにせ基本ケチ、、いえ節約体質なので、
買い食いもほぼしないし、
スーパーやコンビニで弁当や惣菜や、
パンやスイーツもほとんど買わないような生活でした。

自炊ができなくなったのは、
精神疾患により料理が全くできなくなってしまったことがありますが、、
それでも、買い食いはもったいないという気持ちがありましたし、
ご飯だけ炊いたり、チンするだけの簡単な食事は用意していたくらい。
余計なものは買わず、食べずだったと思います。

それが崩れてしまったのは、
「タダでもらえる食べ物」の影響が大きかったなと。

自制心や正しい判断ができる人であれば、
タダだろうともらいものだろうと、
自分にとっていい選択ができるのだと思いますが、
私にはとてもできませんでした。
(今も状況が変われば同じことをしてしまいそうです、、)

タダよりこわいものはない、とはこのことです。

そこで気づきました。
「このタダでもらえる食べ物を、お金を出してでも食べたいか?」
答えはNOでした。

片付けも散々してきて、
捨てるか迷った時、
「これがなくなったとして、またお金を出して買い直したいか?」
という質問はもはや定番なくらいなのに、
食べ物に置き換える発想がなく、、気づいた時やっとハッとしました。。

節約体質な私はずっと変わらないし、
おいしいものを食べたい私もちゃんといました。
でも、タダでどうぞ、にはあらがえなかったんです。
そして、タダならいるけど、有料ならほしくないと気づいたんです。

対策と変化

ストレスが溜まる上、好きでもなく、よくない食べ物を大量に食べてしまう、
その諸悪の根源であるルートを、思い切って、断ちました。

色々な事情があり、断つのはちょっと、、
と、かなり、かなり悩みましたが、
中途半端にこのまま過ごしても、
自己犠牲を続けるだけだとも気づけて。

食費が増えてしまうことや、
困らせてしまう人のことなど、
不安なことも多かったですが、
むしろもっと早く断つべきだったと、
今なら思えます。

手放すことで手に入ることがあるって、
片付けでもたくさん学んだことだったはずなのに。。

結果、もう、本当に全然変わりました。
ダメな自分、意志が弱い自分、が悪いんじゃなくて、
ただ、そういう習慣や環境の中にいたからだったと、
そう思えるようになりました。

少しずつ、行動や思考を変えていきました。
それを紹介していきます。

・食べたいものを食べる
・禁止事項をやめる
・数字にこだわらない
・心身の健康を第一に
・我慢しない

それぞれ、具体的にお話していきます。

・食べたいものを食べる

大きな目的の一つであるこちら、
一番大切にしたことです。

気づいたら、「自分で食べたいものを選んで食べる」
をすっかりしなくなっている日々になっていました。

受動的に入手した、
「タダだもらえる」「体に悪いもの」かつ「実は好きではないもの」で、
私の体は構成されていました。

受動的に入手できる習慣を断ったので、
当然、食べるものを自分で用意する必要が出てきます。

ここでいきなり、あれを食べなきゃ、あれは食べちゃダメ、
と、ダイエット向きな食事をすることはあえて考えず、
「自分が食べたいものを食べる」
これを大切にしました。

「体にいいものを食べよう」でもなく、
「カロリーの低いものを食べよう」でもなく、
とにかく、「心が今食べたいもの」を食べることにしたんです。

結果的に、どんな感じになったかというと、、
最初は「グミ」でした。
いやいや絶対よくないでしょって感じですが、、
多分、「とにかく口に入れて噛んでいたい」の欲そのもので、
でも、今までのような揚げ物だったり菓子パン、でもなく、
欲したのはグミで。

ちょっと安心したところはありました。
「私、今までと同じものを買ってまでは食べたくない」
というのに気づけた出来事でした。

グミを3種類買って3日分、のつもりが、
まとめ買いに向かない一気に食べてしまう悪い癖が発動し、
一気に全部食べ切ってしまうなんてこともありましたが、
でも、とにかく食べたいと思ったら食べていいということにしました。

グミの波が一段落したら、
チョコ系のお菓子(ブラックサンダーとか)の波、
クリームサンドクッキー(ファミマの100円のやつが最高)の波、
色々な波がありました。

いずれも、身銭を切るのはやはり大きなことで、
お金を払ってでも食べたいものを、自分で選ぶ練習ができて、
すごくよかったなと思います。

その後の進化版についてはまた追ってまとめたいなと思いますが、
この、「食べたいもの自体」に変化が訪れることとなるんです。

それについてはまた後日、ですが、チラッと。

だから、この工程は自分にとってとても重要でした。
いきなり完璧を求めないことの大切さも学ぶこととなりました。

もし、私と同じように、
「食べるのが辛い」「食べたいものを食べられていない」
と感じている方は、「食べたいものを食べる」ということを、
優先してみると、意外な発見があるかもしれません。

・禁止と強制をやめる

「〜してはいけない」「〜しなければならない」
はダイエットんついて回りがち。

例えば、「お菓子を食べてはいけない」「運動しなければならない」など。
私はダイエットの度に、これらの禁止と強制を強めに課して、
自分を追い込むことが多かったです。

でも、結局リバウンドしてきた、ということは、
自分にとって心地よくなく、無茶であった、ということ。

今回、心が弱っていたことも重なりましたが、
禁止と強制をしないことを決めました。

「お菓子を食べてもいい」「運動をしなくてもいい」
絶対というルールを課さなくなったら、
常に自分のしたいことを考えることができるようになりました。

結果、ある時期から自然と、
「お菓子を食べなくてもいいな」「運動をしてみようかな」
のような気持ちになれたので、
これも私にとってはよかったと感じます。

0か100かの完璧主義だった私としては革命的でした。
ダイエットに限らず、生きる上ですごく楽になりました。

自分で課した過酷なルールを、またできなかった、なんて自分はダメなんだろう、、
そうやって落ち込むことがなくなったのは大きかったです。

私と同じように、
自分で決めたルールで苦しかったり、
自分を責め続けてしまったり、
その結果悪循環になっていると感じる方に、
「〜してもいい」から始めて、「〜したい」が訪れるといいなと思います。

https://manakiteruko.com/entry/2019/03/25/234503

・数字にこだわらない

ダイエットと言えば、「体重」「カロリー」「運動時間」など、
数字の管理がついて回りますよね。

そういった数字での目標は、
モチベーションにも繋がるのが一般的で、
それらを記録し、推移を確認していくのは大切。
私も、体重や体脂肪、食べたもの等の記録をしてきました。

でも、ふと思ったんです。
私の場合、それで得られるメリットより、
一喜一憂することによりデメリットが大きく、
これこそが失敗の元だったのでは?と。

今まで、毎日体重や体脂肪を計り、食べたものも記録したりもしてきました。
アプリでも、8年前から記録は続けています。

でも、私にとってこれの効果はなかったどころか、
思いがけず減っていれば、
「じゃあもう少し食べていいかな」になったり、
思いがけず増えていれば、
「頑張ったのに、、もうどうでもいいや、食べちゃえ」になったり、
いいことがなかったように感じました。

今回は、目的に「痩せる」も「-○○kg」も入っていないし、
数字にこだわるのをやめることにしました。

よく考えたら、痩せる=私の求める幸せではないし、
何kg痩せたからといって、幸せになれるわけではないなって。

そもそも、目標に○ヶ月で-○kgと立てたとしても、
それを実現できるって、難易度の高いコントロールなのでは?と思うし、
その日に飲んだ水分だったり、排泄だったり、筋肉量だったり、
複雑な状況の違いで、体重は増えたり減ったりするけど、
数字だけ見ていると、単純に「増えた」「減った」しか見えなくなってしまう。

だから、私は一度、数字を忘れてみることにしました。
体重を計る頻度もすごく減らしました。
全く計らないと推移が見えにくいのは確かなので、
たまに計ってみる、という感じにしましたし、
カロリー計算も、カロリーで選ぶことも、やめました。

もし、私と同じように、
こまめな体重測定や、厳密なカロリー計算がしんどかったり、
少し増えた時のショックや、それにより自暴自棄になりする方は、
それと距離を取ってみると、
かえって楽になって先に進みやすくなるかもしれません。

・心身の健康を第一に

極度のカロリー制限や食べていいもの・悪いものなど、
ガチガチのルールを設定していた時には、
確かに短期的に体重が減ったりもしましたが、
それは楽しいものではなく、私にとってはしんどい我慢でした。

大好きな天ぷらやフライの衣も全部取り除いて食べたり、
お菓子を全部断ったり、お米の量を減らしたり、
食べたくないものをカサ増しのために食べたり。

結局、プツーンと糸が切れて暴飲暴食スイッチが入ったら最後、
いきなりリバウンドしてかえって太ってしまったり、
無理がたたって体調を崩してしまったり。

無理なルール設定は、心身ともにバランスを崩してしまいます。

今回の目的に「心身健康になりたい」があがったのは、
心も体もSOSを出していたからだと思いますし、
本来、ダイエットは心身の健康を取り戻すためのものであるはずなに、
私の過去のダイエットは、かえって不健康になっていた気がします。
だから、続かなかったり、元に戻っていたんです。

心身の健康を第一に考え、
その結果、体重が増えようが減ろうが、いいやって思いました。
「幸せに生きてたい」や「楽しい時間を過ごしたい」など、
目的としているものは全て、心身の健康がなくては叶わないこと。

今までなんで気づけなかったんだろう。
今までなんて自分を傷めつけてきたんだろう。
やっと、大切なことに気づくことができ、それを大切にしようと思えました。

私と同じように、ダイエットで無理をしてきたり、
成功したように見えても心身が辛くなっていたり、
健康に害があるように気がするような方は、
体重を減らすことや厳しいルールを課したダイエットではなく、
健康のために何が必要かな?このダイエットは本当に必要かな?
と、自分の目的とダイエットの関係性を見つめ直すのもいい気がします。

・我慢しない

今まで、我慢で失敗してきたからです。
何度も、何度も。

我慢というのは、本来の自分の欲を抑えつけることです。
例えば「ケーキが食べたい」を我慢しようとすれば、
それを無理に抑えつけ続けることになりますが、
欲は消えていないわけだから、当然、ものすごいストレスがかかります。

その欲とうまく付き合えている人は、苦労しないし、
そもそも太ったりもしないし、太っていても悩んでいないはず。

「食べてはいけない」と思えば思うほど、
その欲はものすごく大きくなって、抑えるのがとても大変です。
ケーキのことが頭から離れなくなります。

その結果、何かの拍子で糸が切れてしまったら最後、
いきなりとんでもない量のケーキやドーナツ、菓子パンなど、
手当たり次第に食べてしまう、ということが私には何度もありました。

我慢をしていいことは何もないと気づきました。
これは、ダイエット以外の、仕事や人間関係にも通ずることで、
「我慢」は身を滅ぼします。

していいのは「努力」と「工夫」だと気づきました。
今まで、あまりに無謀な我慢をしすぎていました。

「我慢」でしかなく苦痛でストレスだったコトやモノが、
自然とスルーできなくなったり、自分の生活に必要なくなったのは、
我慢をやめたからこそだなと。

我慢していないから辛くないし、
常にしたいこと、食べたいものを大切にしていると、
自分を大切にできるようになりました。

「痩せたい」ではなく、健康的に、幸せに生きることが目的だから、
別に体重の増減に一喜一憂せず、振り回されることがなく、とても楽。

日々の体調の変化こそがモチベーションで、
それが整ってくると、自然と、
「これがしたいからこうしてみたい!」
「こうなりたいからこれを食べたい!」
ポジティブな欲と出会えるようになりました。

「太るから食べちゃいけない」
「食べたいけど食べちゃいけない」
とは、対局です。

我慢=エライ、すごい、美しい、大人、必要、、と思っている方は、
それで今まで自分が幸せだったか考えてみてほしいんです。
それでうまくいっているならば、全く問題はないけれど、
そんなに頑張っているのに、幸せじゃないなら、
一度、やめてみてもいいんじゃないかなって思います。

我慢は、自分も周りも、しんどいだけです。
我慢から生まれる幸せは偽物なんじゃないかな。

「我慢」しているうちは、うまくいかないです。
「我慢」と「努力」「工夫」の違いが分からない方も、
今、その違いがハッキリ分かる方も、
ぜひ、ダイエットでも、それ以外のことでも、
「これは我慢?それとも努力したいこと?工夫できること?」
一度、問いかけてみると、ハッとする瞬間があるはずです。

思い出すと色々な思いが込み上げて泣きそうになるんですが、、
どうか、私と同じように我慢ばかりしていてしんどいという方には、
「我慢」を「努力」「工夫」に置き換えてみるのをおすすめしたいです。

まとめ

しばらく前から、書き残しておきたいと思っていたこと。
やっと少し書くことができました。

具体的に、何をして何を食べて、、みたいな話も書きたいですが、
それよりも先に、まずは土台となった部分、
思考の部分は端折ってはいけないと決めていて、
むしろその部分が肝だろうと思っているんです。

私自信、これを食べよう、この運動をしようというようなことは、
「それができれば苦労しないし」
という気持ちで拒絶反応のような感じでゲンナリしていました、
ゲンナリというのは、そういった方法に対してではなく、自分自身に、です。

当たり前のことができない、
明日こそはと決めるのにできない、
毎日毎日できない自分を責め続ける、
どんどん自分のことが嫌いになっていく、

そういう悪循環、本当に、しんどくて。

でも、自分を責めてもいいことはほとんどないです。
自分を責めることがモチベーションに繋がることはないはずなんです。
自分を責めているうちには、先に進みようがないです。
自分を責めることが頭を埋め尽くして、他に何も考えられないから。

自分を責めることがしんどいなら、
自分を責めずに済むには、何をしたらいいのか?
それが簡単に見つかれば苦労はしないんですが、、
本気で変わりたいと思った時に始めて、見えるものかもしれません。

だから、ここまで読んでくださった方は、大丈夫です。
全然ダメだった私も、変われるタイミングがきたし、
絶対、大丈夫です。

変わる気がない人は、苦労もしないから、変わらない。
でも、変われないことで苦労している人は、
変わりたい、変わろうという気持ちがあるはずなんです。

自分にとって最適な方法がすんなり見つからなくても、
また失敗を繰り返したとしても、
変わろうと努力したり工夫したりしたのなら、
それはもはや失敗ではないです。

何度失敗しても、大丈夫です。

私もきっと失敗するし、また太るかもしれません。
(食欲の秋を楽しんでお肉がついたなぁと眺めていますし、、)
でも、もう今度からは、それで自分を責めません。

太っても痩せても、ただの自分だからです。
どっちみち、どうやっても自分、です。
自分とはずっと付き合っていかねばなりません。

自分を責め続けることは、とても苦しいです。
でも、自分を責めないことを身につければ、その苦しさとさよならできます。

だから、私はもう、太っても痩せてもいいです。
どうでもいいとか自暴自棄とかではなく。
それが今の自分だからです。

しんどくてしんどくて生きた心地がしなかった頃もあったけど、
なんだ、ちゃんと自分はここにいた、って思えるようになりました。

今も昔も、自分であることに変わりはないです。

本当に変わりがないから、
過去のひどい食べ方を見たらゲッても思うし、
今は自分から進んではしないけど、
仮に目の前に「タダで好きなだけどうぞ」と出されたら、
食べない自信はないです。
変わりないです。

タダでもえらるものや、人がくれたものを、断りにくい。
もらったら食べてしまうし、まして捨てるなんてできません。
結果、タダでもらったら、それを食べないのは難しい。
変わりないです。

まとめ買いしたものを少しずつ計画的に食べる、もできません。
目の前にあったら食べてしまいます。
それがお菓子のファミリーパックであろうと、
ケロッグのチョコビッツ(超高カロリー)であろうと、
開けたら最後、食べ切ってしまったりします。
代わりないです。

それでも、それが自分であると分かった上で、
自分と付き合っています。

自分を知った上で、努力と工夫をするのみです。

・・・ちなみに、上に書いた私の歯止めが効かなくなる例、
どうやって努力と工夫するか、分かりますか?
ぜひ、自分なりの方法を考えてみていただきたいのですが、
それが浮かんだ人は努力と工夫のセンスが素晴らしい!です!
(私には私の対処法、あなたにはあなたの対処法があるはず!)

私はやっと自分の性質が分かってきたので、
いかにハードルの高い我慢を減らし、カバーするか、
ちょっとずつ努力と工夫を重ねて、付き合っています。

たまにできない時も、あー私ってば変わらないー私らしいーーー!
って感じで、パクパク食べちゃいますけど、それもまたよしです。

今度は、実践編?的な感じで、
どういう変化があったか、何をして、何を食べて、など、
-10kg達成までのより具体的なお話ができればと思います。

基本的には、今回書いた通り、
「我慢しない」が大前提なので!
そして特別な運動やエクササイズもしていませんし、
無理のないダイエットであることは確かです。
そもそも10kg痩せようと思って10kg痩せてわけではない、
というのが何よりのポイントかなと思います。

おいしく食べる、の気持ちを取り戻せて、
今は、食事がとても楽しいです!
おいしいって感じられるのって、当たり前じゃなく、
とても大切なことです。

そして、目的をもう一度載せますが、、

・おいしく食べたい
・楽しい時間を増やしたい
・幸せに生きていたい
・自分を責めない
・心身健康になりたい
・好きな服を好きに着たい

だいぶできるようになりました!
これはゴールはなく、人生を通して「こうありたい」ことです。
だから、達成っていうのはちょっと違うかもしれませんが、
こうあれるように、日々、努力と工夫をしている感じです。
そこに「我慢」はありません!
自分がそうありたいから、そうする、のみです!

まずはというか、この思考の変化こそ全てと言っても過言ではないので、
一番伝えたかったこと、まず書いてみました。
少しでも何か参考になれればいいのですが、、

長い時間かけて取り組んだ今回の記事、
記事自体もだいぶ長くなってしまいましたが、、
ここまで読んでくださった方のお役に立てれば嬉しいなと思います。
ここまで読んでくださったからには、全力であなたの笑顔を祈り倒します!!!

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

<追記:続きの記事はこちら>

【後編】自分を責めてしまう仲間へ。我慢をやめたら1年2ヶ月で-10kgのダイエットが成功した話 我慢をやめたら1年2ヶ月で10kg痩せられた話、2回目です! 今回は、食事について深堀りしていきます。 超のつく砂糖中毒...
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ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    たびたびコメント、失礼します。
    まなき様のブログは、豊かに生きる上で大事なヒント!のようなものがたくさんあり、どうしてもコメントしたかったのです。

    「ただならもらうけど、有料ならほしい?」
    「いまそれをして(食べて、着て、買って)、ほんとに楽しい?」

    これ!食べ物に限らず、断捨離にもいえることだと!
    あるいは、人生から、今まで食べていた、飲んでいた、食べ物を断捨離できるかも、と。

    そう!ただだからと、安いからと、ほんとにほしいわけじゃないものを手にいれると、あとあと後悔することになるんですよね(^^;
    (ワゴンセールの、体にワルーいお菓子とか、ユニクロの売れ残った390円で買った、結局はいてないスカートとか…)

    また、身長155というのもまさかの、私とドンピシャリで共感わきました笑

    実は私は逆に、体質で、
    太りたくてもなかなか太れず
    女の子のふわっとした二の腕とかしっかりした太ももとか見ると、うらやましくてため息が出ます。
    それにガリガリは、そうでない人に比べ認知症リスクが高いとか…泣

    ~すぎ、はなにごとも、よくないんですよね。

    そんな私でも、たとえダイエットネタだとしても、まなきさまのブログは一通り読みたい!と思ってしまいます。
    とっても大事なことが書かれてるので。

    やはり!こうありたい、そうなりたい、それをすると幸せ!が、ほんとうなんだなと。

    ちなみに!

    口になにかいれたい、かみたい、というの(わかります)
    柴崎コウさんも、いっとき、グミばかり食べてたみたいですね♪

    ちなみにそんなときに私がやるのは、
    おやつ茎ワカメです笑
    はじめて食べたときは、こんな美味しいものが世の中に…と衝撃でした。

    ダイエットにもよいかも~♪
    でもすこし高いんですよね。チョコ菓子とかと比べて(^^;

    でも、高いけど食べたい!と、
    そこまでして、ほんとに食べたい気持ち!これ、大事ってまなきさまも言いましたものね♪

    自分で作れないか?!と、
    茎ワカメにはまり、ごぼうや長芋と一緒に、
    茹でて酢漬けしてゆず胡椒して食べたりも、してます笑
    もちろんこれも食べ過ぎよくない!

    すみません、長文の上、いらない情報でした(^^;

    • まなき より:

      なまにく様

      続けてのコメント、嬉しいです、ありがとうございます!
      そう言っていただけて涙出ちゃいます、、嬉しいです、、
      拙い文章だし、だらだら長くなってしまうしでもどかしいんですが、
      何かしら受け止めていただけているなら、こんな幸せなことはないです。。

      そうですね、ダイエットに限らず、片付けにも言えることですし、
      あらゆることに応用できることだと感じています。
      自分にとって何が必要なのか、改めて向き合うきっかけとなりますね。

      わぁ、同じ身長とはびっくりです!
      なまにくさんは太りにくい体質なんですね。
      体型も髪質も性格も、本当に人それぞれで、悩みもそれぞれですよね。
      それのいい悪いより、それとどう付き合っていくかで、全然変わってくるなぁと、
      最近、色々思うところがあります。
      できれば、自分の持っているもの、いかしたいし、嫌いたくないなぁという気持ちと、
      ないものねだりのような、憧れの気持ち、、
      なかなか難しいですね。。

      柴咲コウさんのグミエピソード、初耳でした!
      噛みたい欲って、結構あるあるなのかしら。。
      そして茎わかめ!実は私も好きです!!
      梅味のに一時期はまって、大袋一気に食べてお腹が張ってしまったことがトラウマだったんですが、
      なまにくさんのお話聞いていたら、また食べたくなってきました、、!
      ちょうど、海藻類をもう少し摂取したいなと思っていたところでしたので、
      いいタイミングです^^
      めかぶやもずくじゃなくて、茎わかめにしてみようかなと、、!
      なまにくさんのアレンジレシピ、目からウロコです!
      おいしそうですね!
      食べすぎに気をつけつつ、私も久しぶりに食べてみようと思います!
      いらない情報だなんてとんでもない!
      とっても嬉しいです!
      今回もありがとうございました^^

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