心のコト

汚実家を片付ける時に注意するといいコトとおすすめの儀式

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汚実家の片付け、最初は失敗に終わった話をチラッとしました。
時を経て、最近また汚実家の片付けを少ししています。

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これから汚実家を片付けようとしている方に向けて、
以前の失敗を振り返って反省していること、
同じ失敗をしないように心掛けていることを、
少しお話したいと思います。

汚実家片付けのきっかけ

私は一人、片付けやミニマリストに目覚めていたので、
汚実家のことがより一層「許せず」、嫌いで、帰りたくない気持ちでした。

私自身の片付けのきっかけはこちら

ミニマリストを目指したきっかけと目指す理想の暮らしミニマリストとは程遠い、 マキシマリストな生き方を長いことしてきました。 そんな私がミニマリストを目指すようになった経緯です。 ...

自分ができるようになりつつある中で、
実家に対しても、
絶対に片づける「べき」だ。
ゴミばかりに「決まっている」。
自分たちでできないなら、自分がやって「あげよう」。

なんというか、、
今こうして書いていて本当に恥ずかしいのですが、
そういう、「押し付けがましい」気持ちだったんです。

自分もついさっきまでできなかったくせに、
「なんでできないんだ!」
と、勝手に一人で苛立っていました。

それで、よし、私が先頭に立って汚実家を片づけよう!

そう決意したのです。

最初の汚実家片付けの失敗・反省点。捨てられたモノと残ったモノ。

ですが、そんな気持ちだったものだから、
最初の汚実家片付けの時には・・・
思い出すと苦しくなるくらい、大失敗でした。

勝手に捨てるのは気が引けたので、
年末、家族全員が揃う日を狙って、
やるぞー!とやる気満々でした。

ですが、簡単に考えすぎていたことと、
家族の気持ちを考えるところまでは至りませんでした。

次々手に取り、
「これはいらないよね?捨てるよ!」
と、確認をしていきましたが、
ことごとく、ほとんど全ての物に対して
「だめ!使う!大事!捨てないで!」
で、ちっとも捨てられるものが出てきません。

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私がゴミ袋に入れても、
そこから主に母がガサガサと漁り、
救出していきます。。

だんだんイライラして、
キーキー声を荒げてしまっていました。

心の中では、
「なによ!こんなに頑張って「あげてる」のに!」
「なんで捨てないのよ!こんなゴミ!」
「こんなにだらしないからこんなことになってるのに!」
そんなことばかり思っていました。

その結果、捨てられたモノはごくわずか。

残ったモノは、私にはゴミにした見えない大量のモノと、
疲労感と、
家族とのギスギス感でした。

当然、一切「ありがとう」なんて言われませんでした。

「やらなければよかった」

そんな気持ちで泣きたくなりました。

汚実家片付けへの取り組み方も変えた、2つの気付き。

それから数年が経ちました。

私は仕事のストレス、家族との問題等の影響か、
精神的に・・・ちょっと病気になりました。
(こちらはまたお話できる日がくれば。。)

そんな中、救いを求めて、たくさんの本を読みました。

人生を変えるほどの影響力のある本もありました。

特に次の2つのことに気付けたことは大きかったです。

「相手を変えようとしないこと」
「相手と同じ目線で考えること」

とても大切なことで、
当たり前のことのようで、
できているつもりで、
できていなかったと感じました。

相手がそれを望んでもいないのに、
変えて「あげる」と勝手に押し付けて、
相手が変わらないことに苛立って。

相手と同じ目線どころか、
相手の近くにも歩み寄りもせず、
「これが正しいから」と決めつけて、
相手の気持ちを分かった「つもり」でいました。

私は自分の都合のいいように相手を変えようとしていました。
自分は変わる努力をしないで。

実家の片付けのことも反省しました。

そこで初めて気付きました。

私は一切
「片付けて」とも、
「部屋が汚いのが嫌だ」とも、
両親から言われていませんでした。

そういうことです。

本当に自分の勝手でした。
なんてことをしたんだ、と後悔もしました。

今、住んでいる両親がそれでいいならいい。

それに、両親だって好きで汚くしているわけではないし、
今も遊んでいるわけではなくたくさん働いているし、
30年近く暮らしていく中で色々あったろうし、
私たち三姉妹もここで育ててもらった。

今はまだ、「その時」じゃないんだ。

本当に片付けたくなったときには、
全力で助けよう。

そう決めました。

両親は変わっていないけれど、
私の気持ちに大きな変化があったんです。

実家の汚さへのイライラも、
こう考えられるようになったことで、
激減しました。

汚実家片付けはまず「自分のモノ」から

それから色々なことがあり、
両親との仲も少しずつ改善されていく中で、
疎遠になっていた実家に立ち寄ることも増えました。

そうなるとやはり汚実家具合も気になって。

そこで、ふと思いました。

「そうだ、まず、私のモノがあればそれから片付けよう」

ギクッ・・・実家に自分のモノがたくさんある・・・
思い当たる方、いらっしゃいませんか?

この家の汚さ、モノの多さは、両親だけのせいでなく、
私たち三姉妹の責任だって大いにある。
私たちの「不始末」のモノだってある。
まずはそれからでは?と。

片付けのモットーにも、
「まずは明らかなゴミから捨てる」
というのがあります。

「明らかなゴミ」は、
本来簡単に判断できるもの、ですが、
私の母はそれすら難しかったわけですが。。

私は休みの日を利用して、
まずは実家に残っている自分のモノから、
実家の片付けを再度スタートしました。

同時に、それこそ私でも判断できる「明らかなゴミ」、
古新聞や期限切れの食材等も捨てました。

それをし始めて少しした頃、
例の冷蔵庫事件があり↓↓↓(先程と同じ記事です)

汚部屋あるある!開かずのタンスや押入れやクローゼットの前にモノが山積み! 恒例化しそうな汚部屋(汚実家)シリーズ。 今日はせっかくの収納スペースが無駄になっている光景について。。 汚実家あるある...

「片付けを手伝ってくれない?」

と、母から頼まれたのでした。

これもちょっとした引き寄せの法則でしょうか。

再度汚実家片付けをするときにした、片付け前の「儀式」

冷蔵庫の設置のためだったので、
家全体には及びませんが、それでもこれはいいきっかけ。

母と2人で、片付けを頑張りました。

実は私は事前に「あること」を決めて、臨んでいました。
以前の実家片付けの失敗を反省して。

片付けを始めるぞ!というその時、

「お母さん、ちょっといい?」

「なに?」

「あのね、まなきはまたちょっとキーッてなって、
イライラしてきつい言葉を言っちゃうもしれないけど、
でも、頑張って片付けてキレイにしたいって気持ちからくるものだから、
許してね、で、最後までケンカしないでやろうね。」

「あはは、なんだ、そういうことね!」

「・・・ということで。。」
(母の両手を、両手で包んでブンブン上下に振る)

「!??」

「一緒に頑張ろうね!の、儀式!」

「おお、なんか、こんまりさんみたいな?」

「こんまりさんはちょっと違う儀式だけど・・・
まぁ、そんなようなものだ!」

ということで、すいません、長々と。。
つまり儀式とは、一緒に頑張ろうねという握手、です。

その後、しばらく手をさらにブンブンし続ける母に、

「え、もういいよ?」と言うと、

「いや、なんか相当大変だからたくさん念を送ろうと思って・・・」

と言われて笑っちゃいました!

母の手を握るなんて、いつぶりだったろう。。
なんだか小さく感じて、私が大人になったんだなというのと、
やはり母も歳をとったんだなとちょっとしみじみ。

儀式のおかげか?、
以前のような殺伐ピリピリは一切なく、
(とはいえあまりにひどいので途中私はイライラはしちゃいましたが・・・)
なにより片付けようという気持ちは一つだったので、
一緒に頑張れたかなと思います。

途中、母は仕事に行きましたので一人で黙々作業を続け、
なんとか、必須な場所はだいぶ片付きました。

無事、翌日、冷蔵庫は搬入され、
母からお礼のメールと部屋の写真が送られてきました。

以前の片付けではもらえなかった「ありがとう」を、
やっと、もらえたのでした。

そしてなんと滅多にメールをしてこない父からも、
「感謝です」
の一言と共に、搬入された冷蔵庫の写真が送られてきました。

とても嬉しかったです。
ああ、本当によかった、って。

ちょっと泣きました。

まとめ

実家が汚実家で、片付けたい!
という方はおそらく多いと思います。

でも、実家は自分のものではなく、
あくまでで両親や家族のものです。

もちろん、まだ自分も住んでいる場合も、
自分だけのものではありませんから同じです。

自分が先に片付けを成功させていたら、
実家の片付けもしたくなるのは自然なこと。

自分の部屋の片付けができていないなんて場合は、
まずは自分の部屋から始めることをおすすめします。

そして、住んでいる当事者の気持ちを大切にすること。
これが何より大切です。

私は一度失敗しているし、
家族との関係も色々あって崩壊しかけました。

ですが、自分の気持ちの変化のおかげで、
こうして実家の片付けをまたすることができました。

汚実家にイライラしている方、
自分のエゴではないですか?
住んでいる人の気持ちは考えてますか?
ちょっと考え方を変えてみませんか?

不思議なモノで、
イライラしているうちには一切うまくいかなかったことが、
いい意味で「諦める」、つまりそういうものだと「認める」ことができると、
気付いたらうまくいったりするものです。

まだまだ長い道のりになりそうですが、
少しずつコツコツと、実家を片付けていけたらいいなと思っています。

汚実家を片付けたいと考えている方に、
少しでも役に立てれば本望です。

儀式に関してはあくまで気持ちの問題。
要は、相手を思いやることが大切ですよって話です。

こんまりさんの本は、
そういった意味でとても影響を受けたし、
大げさじゃなく人生が変わった大切な一冊。

また、お話させてください。

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

 

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ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

POSTED COMMENT

  1. なつこ より:

    ものすごく共感し、ためになりました!

    • まなき より:

      なつこ様
      コメント、ありがとうございます!
      書き手冥利に尽きます、、!
      汚実家との付き合いや片付けは大変に思えますが、
      どうか、優しさを大切に、やってみてくださいね!
      一緒に頑張りましょう^^
      よろしければまたブログを覗いてやってくださいませ!
      ご訪問ありがとうございました!

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