おすすめ本(書評・感想)

【書評・感想】ちきりんさんの「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」

ちきりんさんの本、
「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」
を読みました。

特に印象的だったこと、考えたことなど書いていきます。

「一点豪華基準」で選ぼう

通常「総合評価方式」で検討すると、

特に悪いところがない、けど、ココがすごい!

ってところがないのを選んでしまうって話で。

その点、一点豪華主義は、

自分にとって「最も大事なことが最も優れている」ものを選ぶから、

後から不満が出ても、一番大事な点でこの選択がベストだった!となるし、

他の不満が我慢しやすくなるよーと。

就職する会社選びも然り。

ってことで、はーなるほどーってなった。

そう言われてみると、

私は何事もなんだかんだ総合評価方式で選んでは、

不満が絶えないタイプだった気がする。。

いや今もそうな気がしてならない。。

自分では一点豪華主義っぽいと思い込んでたけど、

結局どこも妥協できなくて、

一番大事にしたい部分まで我慢してしまったり。

うわぁ。。

当てはまりすぎてこわい。。

ちきりんさんの言う「一点豪華人生」、

私も送りたい。

本気で本物の一点豪華主義を意識しよう。

「好きなことは金を払ってやれ、もらってやるな」

うーん、これと並べちゃいけないかもしれないけど、

好きなことを仕事に、の逆をいく雰囲気ですね。

そうすべきかどうかで悩み続けて結論にまだ達してない中途半端な私。

ちきりんさんのこれを参考にするならば、

私は服や、作ること(縫うこと書くこと描くこと総じて)で仕事せず、

別のことで仕事をして(お金をもらって)、

好きな服をそのお金で買ったり、作ることを趣味にしたらいいわけで。

・・・それを諦めないつもりでまだいるけど、

あれ?もしやその方が幸せなのか、、?

ブログも仕事じゃなく趣味でやってるから幸せななのか、、?

今ちょうど、好きとか関係ない道な仕事を手伝うことになったので、

これはせっかくなので実験ととらえて様子を見たいと思います。

とはいえ、「嫌いなことで働く」のはつらいとよく分かってるので、

それだけは避けようとしています。

バランス考えつつ。。

「貯蓄が増えない理由と、体重が減らない理由」

共通点があるよねって話で、

効果が出やすいのは、貯蓄なら収入を増やすこと、

体重を減らすには摂取カロリーを減らすこと。

なのに、節約しようとしたり、運動したりする人が多い、と。

いや、うん、分かってはいるんだ、けど、、

と言い訳したくなるところにピシャリ。

やるべきことは別にある、

と自分で気づいてしまわぬように思考停止するのです。

「頑張っている自分」を手に入れるために……。」

ぐっ、ぬぬ、、

節約して貯金するのはそれなりに頑張れてたけど、

もはや低収入、というか皆無まで落ち込んだし、

ダイエットもうまくいかず太ったり痩せたり太りすぎたり(今ココ)

でダメダメなので、

ちきりんさんの言葉を思い出して気を引き締めたいと思う。。

が、それが簡単じゃないから、貧乏な人も太ってる人も0にはならない。

が、このままでいいのか?変わりたいのか?

それをよく考えて、必要なことと不必要なことを考える。。

「大事なものはコストで決めない」

住む家を購入するのか賃貸にするか等を

お金で比較することに違和感を感じる、

というようなことが書かれていて。

結婚相手や友達や職業など重要なことを

「経済的理由を考慮はするけど、決め手にはしない」

のが常識だ、とも。

たしかにそうかもしれない、けど、

それを決め手にせず、

やりたいことだからと選んだ洋服のお直しは、

低収入(週6日フルタイム以上の時間働いて月10万いくかいかないか)で、

続かずやめてしまったし、、

うーん、と私はそこはいまいち共感できなかった。

が、仕事としてはやっぱり好きだからいまだにやりたい気持ちがうずく。

しかし、給料がいいから、という理由だけで選んでも、

うまくいきそうにない、のが予想できるし、

それこそそれがうまく判断できなかったから、

今まだ中途半端で納得のいく人生じゃないのかもしれない。

うーむ。。

「逆バリ」と「先読み」

多くの人にはできないスキルを身につけて他者と違うことをする

逆バリ、

世の中で求められることを予測してできるようになる

先読み

みたいな感じ。

へーと思いつつ、

それを目指してもいいし(できれば私もそうなりたいけど)、

それができなくても、誰でもできる仕事であっても、

それを「自分で選択」できているならいいのでは?とも思う。

その先に自分の楽しみがあるなら。

自分にとって都合がいいなら。

と、思ってたらその後の項に、

ちょっと救いのようなことが書かれてて、ほっとした。

疑問も残ったけど、

「勝てる場所」を選んで勝とうみたいな話。

極論、やっぱり自分でしか決められないよなって思う。

勝つか負けるかも、いいか悪いかも。

大事なことはインプットではなく、「アウトプットにつながるインプット」

これはすごくいい言葉。

そして最近意識し始めたことだったので響いた。

インプットするのは好きで、

でもそればかりになるのはぶくぶく太るのと同じだと思うし、

自分はそうなりがちだなって気づいて。

インプットだけが続いてアウトプットできないのって、

すごくストレスになるし苦しくなる。

便秘に似ている。

やっぱりいいものをインプットして、

いいかたちでアウトプットできるのが理想。

発信する側になりたかったから、ブログも始めたし、

発信する側で食べていきたいから、

そうするためにはどうしたら?と模索している。

生産性とは

生産性とは「アウトプット÷インプット」で計算する比率です。

分母の「インプット働く時間」を増やしたら、

生産性(仕事の効率)はどんどん落ちます。

やるべきことは「より働く」ことではなく、

「働く時間を少なくする」ことなのです。

だから残業ってやっぱり無駄だよなって思う。

(それが上手にできる人ならいいけど、私は避けたい派)

数年前にいた会社で、

残業したくなくて一生懸命工夫して、

なるべく定時内で終わるように段取りしてこなしてたんだけど、

経理から

「もっと残業できないの?○○さんはいつも遅くまで頑張ってくれてるのに。」

と言われてゲンナリしたことが、ある。

その○○さんのやってる仕事や残業は何か利益を出したのか?と聞きたいし、

(とりあえず経理からの評価は獲得していたわけだけど)

残業してるエライみたいな考えが嫌だったし、

百歩譲って残業代が追加で出るならまだしも、

してもしなくても追加の残業代が出ないのにばかばかしくて残業なんかしてられるかって思ったし、

やるべきことやってないで怒られるならまだしも、やることやってるのに(それでも外出が多いとか緊急のことがあれば止むを得ず残業もしてたのに)

なぜそんなこと言われないといけないの?って思った。

ので、辞めたけど。

悪しき習慣おそるべし。

嫌だ、そんなの。

脱線したけど、

働く時間を少なくするのと並行して、

単価を上げるのも目標の一つにしている、が、

今のところなかなかうまくいってない。

せめて、金額だけ見た単価が安くとも、

苦痛な時間を少なくできるようにできればと思い直しているところ。

以前読んが、
『「すり減らない」働き方』を読んで書いた、
コレ(以下図解)を思い出すと、

それはつまり、価値があることかなって思うので。

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本の感想記事はこちら↓

【書評・感想】「すり減らない」働き方【働くのも生きるのもしんどい時に読む本】働くことがしんどい、 なんだか心が苦しい、 心も、自分自身も、 弱ってきている気がする… なんのために働いてるんだっけ? ...

最後に

自由に楽観的に人生楽しもうね、

みたいな感じで終わるけど、

それができることが人生楽しめる人だし楽しめるポイントだよなーって思う。

まったく同じ悲劇的なことが起きても、

自分でそれを楽観的に考えられるかどうかで、

まったく違った道になる。

そーゆーこと。

ちきりんさん自身が、

自分と違う考え方(とても楽観的)の方に救われた話をしていたけれど、

確かにそういうことって結構あるよなーって。

私自身パッと思い出したのがくだらない例で申し訳ないですが、

お気に入りのコートにびゃーってシナモンソースぶちまけちゃって、

泣きそう(っていうか少し泣いた)っていうか消えちゃいたい、、

くらい落ち込んでる私を見て、

「うけるー!ぜーんぜんたいしたことないしー!あははー」

って笑い飛ばしてくれる妹(三女)のことを思い出す。

どちらが幸せか?って話。

そのおかげでどん底気分から一気に

「そっか、確かにね、怪我したわけでもないしね!」

って浮上できたのは本当によかった。

しかもその後自分でコートを手洗いして、

なんだかスッキリしたっていう。

(案外洗えちゃうんだなって自信もついた)

私ももっと自由に楽観的になれたらいいな、って思いつつ、

そうじゃないところもそれはそれでいいところかも、って思えるように、

(それこそ楽観的の極みだなって思う)

自分の人生を楽しくしたいって思った。

自分の人生を楽しくできるのは、

自分で人生楽しい!って思える心次第だ。

っていうか、それでしか、できない。

「ゆるく考える」って、

手を抜くとか適当とか雑とかじゃなくて、

楽しく生き抜く超重要スキルだなって思えた本でした。

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

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ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

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