「あなたクローン病です、死にますよ」
と、医師に言われた経験があります。
高校1年生の夏でした。
なかなかショッキングな書き出しになってしまいましたが、
当時そう言われたときの私といえば、
その場で静かに涙を流すほど、ショックそのものでした。
クローン病がどうこうは、
今回は然程重要ではないのですが、一応。。
クローン病は誤診だった
当時、ものすごい腹痛で、お腹を下し続けていて、
あまりにひどいということで、母と病院に行ったのです。
初めて行く、母の職場の近くの病院でした。
そこで診断されて言われたのが、
「あなたクローン病です、死にますよ」
です。
そして、さらにクローン病の患者さんのショッキングな写真を色々と見せられ、
「あなたもこうなります」と。
もう、とにかくショックで。
あ、私もこうなって、死んじゃうんだ、って。
母は「いきなりなんなんですか!」と怒り出し。
その後、別の病院に行きました。
診断結果は、
「O-157ですね」
でした。
とにかくほっとしてしまって。。
O-157だと言われて「よかったぁぁあああ」って崩れ落ちました。
そんなの私しかいないと思うし、
いやいやそれはそれで全然よくはないんですが。。
(ほんとつらかったですよO-157、、)
ということで、クローン病と言われたのは、誤診だったわけです。
(トップ画像はこちらの本です)
なぜこのことをお話したか
このお話をした理由ですが、
こちらのツイートを目にしたからです。
昔、妻が妊娠8週目の時。医者が子供の心音が聞こえないから堕胎した方が良い、早いほうがいいから明日手術しましょう。と言われた。妻はその話をしながらポロポロと涙を流してた。僕も何も言えず。次の日、別の医者に行くと、慌てなくていい。と言われ、その子が今日、成人式だった。運命て不思議だ。
— ユレカ (@imymego) 2018年1月8日
https://twitter.com/imymego/status/950296686932369408
こちらの方は誤診とかそういうのとはまた別かもしれませんが、
私は自分のあのできごとを思い出したし、
こちらの方も、私も、別の病院に行ってよかったよなって心底思いました。
セカンド・オピニオンの重要性を実感します。
もしこちらの方が、その医師の意見「だけ」に従って、
すぐに「手術」をしていたら。
「その子」は今、成人式を迎えられていない。
一つの命が、失われていたわけです。
誤診されて思ったこと
誤診があってはならないのはもちろんなんですが、
でも、こういうことがありえてしまうのも事実。
実際、経験してしまいましたし。。
誤診されて思ったことは、
タイトルの通り、
「一つの意見を鵜呑みにすることの恐ろしさ」
です。
その医師を責めてもどうにもならないし、
(しかしその病院がいまだ潰れないのが何より恐ろしいんですが、、)
実際、本当にその病気だった可能性もなきにしもあらずというか、
今後、突然そういった難病になる可能性は十分にありえます。
あのとき、母が別の病院に行こうと言ってくれなかったら?
あのとき、その病院を信じて通い続けていたとしたら?
あのとき、ショックを受けたまま命を絶っていたら?
当時の私は本当にショックで、
「どうせ病気で死ぬのなら、自分で死んでやる」
と、早々に自ら命を絶つことを考えていました。
今思うとゾッとしますが、
本当にそういう気持ちになりました。
そして、そういった方は他にもいると思うし、
実際にそれでこの世を去った方もいるのではと思うと。。。
まとめ
誤診だったとは言え、一度失いかけた命。
今、こうして生きていられること、
本当に幸せなことだなぁと思っています。
人に何か言われたとき、
受け入れがたいことが起きたとき、
それを素直に聞くことが悪いとは言いませんが。
同じことが起きたとしても、
それを意識していれば、
別の角度で見られたり、別の考えができたりします。
繰り返しますが、誤診は許せません。
でも、100%起きないという保証がないだけに、
自分で自分を守ることも必要です。
それは、自分でできることです。
医師を恨み続けてもどうにもならないから、
私はその医師と関わらないことを選んだし、
別の医師の診断を受けたことで、
終わりかけていた人生を取り戻すことができました。
ものすごいトラウマですけど。。
でも、その後どう生きるかは自分で決めました。
誰かを恨むのではなく、
「何を聞き、何を信じ、何を取り入れるか。」
これに尽きます。
大変な経験はしたけど、
きっと私はこれからの人生、
何かひどいことを言われても、
その意見「だけ」を鵜呑みにすることはないです。
例えば、批判や悪口も。
自分で信じる方を信じて、
納得して初めて、取り入れます。
そう決めました。
一つの言葉や意見に散々振り回されて、
傷ついて、ボロボロになったことがあるからこそ。
でも、今はもう、きっと大丈夫。
自分の信じる自分の人生を、
自分の足で歩みたいです。
では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。
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