おすすめ本(書評・感想)

【書評・感想】お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人【レビュー】

お金、できれば増やしたいですよね。

こちらの本、
よくある節約術とか、

こうすればお金持ちになれる!
みたいな本とはちょっと違います。

「お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人」

タイトル通り、
前者と後者のあるある話を、
比較していく構成。

これがすいすい読みやすくて!

響いたポイントをお話していきます。

【書評・感想】お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人【レビュー】

お金が消える人は「なんとなく」コンビニに立ち寄るが
お金が増える人は「きちんと」買うものを決めていく

というような具合。

著者がはじめに述べている通り、

中には「それは違うんじゃないか」と感じるものもあるかもしれない。
だが、自分の価値観とは異なるからといって反発するだけで終わっても、
本からは何も学べない。

そうそう、
これを前提に読むのが楽しんで読むコツ。

なるほど、そういう考え方もあるかー
と思いつつ、
流されず自分を持つ。

それが一番いいかなと。

知った上でするのと、
知らずにするのでは大違い。

自分の「立場」にお金を換える

お金が増える人は、自分の「立場」をお金に換えている

この言葉が出てくる章は特に響いた。
自分の持っている特性や価値を存分に理解し、利用する人は強い。

それができるかどうかで、幸福度も大きく変わるだろう。
私も目指すのは、そこ。

この章には、
今、当たり前になっている日常が、
とてもありがたいと気づけるポイントがある。

会社員を辞めた時、会社にいたことで得られていたことをすごく感謝した。
当たり前にそこにいるときには、あんまり感じなかった、色んなこと。
それに気づけたのは大きい。

お金を払う「目的」を忘れないこと

この部分も、なかなか深い。

お金を払うのには目的がある。
しかしお金が消える人は、その目的を忘れてしまう。

というもの。

野菜スープを例にあげ、
本来の目的は野菜の栄養素を摂ることのはずなのに、
農薬にまみれ、様々な工程を経た、
果たして栄養素がどれほど残っているか分からないその野菜スープを飲む。

「本来の目的を忘れ、手段であるはずの野菜摂取が目的になってしまう。」

これは非常に的確。

片付け、買物依存症、ミニマリスト、、
あらゆることに対して言えると思う。

目的を忘れちゃいけない。

自分にとって価値があるか?

こんなことも書いてある。

必要なのは、自分が求める価値がその商品にあるかどうか考える習慣だ。
商品が持つ価値を確認し、価格が妥当かどうか判断するようにしたい。

これ、とっても大事なこと。
たまごやワイン、海外旅行の例で分かりやすく書かれている。

これが自然にできるようになると、
買い物も、人付き合いも、仕事も、
冷静かつ幸せになる方を選べるようになるはず。

セールだったから!と着られるか分からないその服を買う価値がある?
嫌な人とわざわざ時間とお金を使う価値がある?
嫌な会社でわざわざ1日8時間以上拘束されて自分を擦り減らす価値がある?

そんなふうに、自分の価値観を見直すことは、
生きていく上でとても大切なこと。

それがふわふわしていると、
嫌いな仕事で心身を消耗し、
その発散で無駄なものにお金を使い、
また嫌いな仕事をしなくてはならない、

魔の悪循環である。

自分にとって価値があることは何なのか?

それを考える習慣がいかに大切なのか、
改めて感じた。

まとめ

正直、もっと気楽な気持ちで読み始めたんですが、
思っていた以上に深く考えさせられる本でした。

でも、冒頭に書いた通り、
「お金が増える人」「お金が消える人」
が比較して書かれている構成で、とても読みやすいです。

「なんでお金が貯まらないんだろうなぁ」
という方はもちろん、
「なんで人生楽しめないんだろうなぁ」
という方にもおすすめしたい本です。

お金に踊らされず、
自分の価値観で上手に使える人が、
お金も幸せも増えるんですよね。

そのお金を使うことは、
自分を幸せにしてくれるか?


そうやって自問自答する習慣をつけたい!

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

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