おすすめ本(書評・感想)

「好きなものが実は好きじゃない」に気づいてどん底だったけど、何が大切か気づけた話。

好きなものが好きじゃないに気づいて、
会社に行けなくなった時の話。

好きなものが実は好きじゃない。
好きだと思うことにしてたと気づいてしまった。
そんなこわい実話。

私だけじゃないはず。

心屋仁之助さんの本やブログでも、
何度かそんな話があり。

わたしはそれを読む前に薄々気づいてしまってて。
いやいやでも、、そんなことは、、とまだ悪あがきしてて。
でも、心屋さんの言葉で確信に変わりました。

まなきの「好きじゃない」の気づき

服飾の専門学校を卒業して、
アパレル系OEMのデザイナーとして働いていました。

何年かして、何社か転職して。
気づいてしまったこと。

私、アパレル業界で働くの、好きじゃない。
アパレル業界が好きじゃない。

私、洋服は大好きだし、作れるけど、作りたくない。
(当時の気持ち)

好きだと思ってたこと、仕事にしたいと思ってたことが、
実は嫌い、したくない、ことだった。

自分の好きが分からなくなってボロボロになった

心屋さんのブログには、
保育士の仕事をしているけど、子供が好きじゃなかったことに気づいた、
というような方のお話も紹介されていて。
(該当記事を検索したのですが見つけられず、、)

好きだと思っていたことが、実は好きじゃなかったって、
誰にでも、ある話だと思うんですよね。
ある意味、思い込みというか、洗脳というか、、

私は気づいてしまったのと、
精神的にかなり病んでしまったのが重なって、
会社を辞めました。

好きだから頑張れること、
好きだけど頑張れないこと、
あると思います。

好きじゃないけど頑張れること、
好きじゃないから頑張れないことも、
あると思います。

好きだから頑張りたいって思ってたことが、
好きなのに頑張れない、に変わって、
もはや好きじゃない、に変わってしまって。

私はからっぽになった気持ちでした。

私の好きって、なんだっけ?
私ってなんで生きてるんだっけ?
私って生きてる意味ある?
私ってなんの価値もないや。

そんな気持ちになって、
見える世界は全部グレーがかって、
どん底でした。

自分の好きを見つめ直す

自分の好きを見つめ直せるようになったのは、
グレーがかっていた空が、
ちゃんと青く見えるようになってから。

随分時間がかかりました。

アパレル業界で働いて、
何か発信したい、
人を幸せにしたい、
そういう服を作りたい、
生み出したい、と思ってたけど、

違った。

でも、違ったのは、
「アパレル業界で働いて」
の部分が、「目的」だったことだけで。

目指すところは、
何か発信したい、
人を幸せにしたい、
これは違わない、って気づきました。

目指すところは同じだけど、
その「手段」が、
「アパレル業界で働いて」じゃなくてもいいや、ってこと。

今も洋服は大好きだし、
できれば洋服に関わる仕事がまたしたい、って気持ちです。
好きを取り戻しつつある、という感じ。

でもどうしてもアパレル業界苦手意識は変わらないのと、
それ以外にも、洋服に関わる方法ってたくさんあるって思えたから、
ほんと、気持ちが全然違うんです、あの頃とは。

「私にはこれしかないのに、これができない、ダメ人間」
みたいな気持ちから、
「これができてもできなくても、生きてていい」
に変わったので。

たくさんの本やブログなどを読みながら、
片付けやミニマリズムを勉強していくうちに、
だんだん分かってきたこと。

好きと嫌い、手段と目的を間違えない

「好き」と「嫌い」なんて間違えるわけないだろ!
って思う方もいるでしょうけど、
そういう方には分からないでしょう。

「好き」と信じてたものが「嫌い」だと気づいてしまった、
この気持ちは。

気づくことができずに、苦しんでる人、
たくさんいるはず。

「手段」と「目的」を間違えないのも、
すごく大切なポイントだと思うんです。

片付けやミニマルな暮らしも分かりやすい例ですが、
それらは「目的」ではなく、
あくまで「手段」で。

その先にある本来の「目的」である、
「幸せに暮らす」を見失うと、
心がからっぽになってしまいます。

一番大切な目的はなんなのか?
そのための手段はなんなのか?
忘れちゃいけない大切なことです。

これに気づけたから、
私はアパレル業界を離れても、
こうして、生きることができています。

仕事は大変なこともあるけれど、
それが生きるのが辛いほどなら、
その仕事が違うだけってことあるはず。

むしろ、その辛さは「ヒント」。

その場所で頑張れなくても、
自分の価値を否定しなくていい。

その場所じゃない場所で、
自分が輝ける場所で頑張ればいい。

どん底から這い上がれたお話、
またできればと思います。

私がたくさんの言葉で這い上がれたように、
誰かに届けば本望です。

生きてる意味が分からなくて苦しかったとき、
こちらの本に救われました。

自分は生きてていいんだって思えるヒントが、
たくさん書かれています。
(じっくりな書評もまた書きたい!)

では、今日もここまでお読みいただき、
ありがとうございます。

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ABOUT ME
まなき
ミニマリストの途中。服飾専門学校卒でアパレル業界勤務経験アリ。洋服のお手入れ、お直し、心や部屋のお掃除の話など徒然。

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