ブルゾンの袖口や衿、裾など、
部分的に「リブ」が使われた服って、
結構そこだけ摩擦のダメージを受けて、
ボロボロになってしまいがちですよね。。
でも、そこ以外はキレイだったり、
まだ着たいお気に入りだったりすると、
捨てるには惜しい。。
ということで、
そんなリブ使いのブルゾン、
姪に「直してー」と頼まれたので、
ジャンパーの袖口のお直しをしました。
手縫いだけで地道に!
今日はそのお話を。
あくまで私のやり方なので、
自分でやるのは不安、という方は、
プロの業者さんにお願いするのも手です!
今は、宅配クリーニング屋さんで、
お直しや補修もしてくれるお店もあるので、
信頼できるお店があるといいですよね!
【洋服修理】ブルゾン(ジャンパー)の袖口リブの裂けた穴を補修【手縫いでお直し】
このブルゾンのお直し、
姪に頼まれたものなんですが、
そのエピソードは最後にお話するとして…
ダメージ部分、
こんな感じでした。
リブが見事にパカーっと裂けています。。
ボロボロすぎますが、
姪の言葉に心を動かされてしまったので、
頑張って直しました。
ということで、
直し方や手順のお話!
袖口リブの裂けた穴を補修する方法・手順
手縫いだけでできるので、
お裁縫苦手な方も、
ぜひ気楽に試してみてくださいね!
糸も、家にあるものでいいです!
(私はこちらのシャッペスパンの60番手使いました↓)
まずは表にくる側の面は中表に合わせて、
もともと縫ってあった跡をたよりに返し縫いで縫います。
並縫いでもいいですが、
こうして避けたということは、
強度を増したいなと思ったので!
地道に細かく。
ここはわりと縫いやすいです◎
できました。
そして、袖を裏返します。
(裏面を縫うにはこの方が作業しやすい)
ここからちょっと縫いにくくなりますが、
避けた口が離れているとかがりにくいので、
ピン(マチ針)で少し留めます。
こんな感じ。
普段ピンはこんな留め方をしませんが、
(ピン先を出しすぎると危ないし、こうする理由がない)
あくまで避けた口をくっつけておくのが目的なので、
この方がズレにくくてよかったです。
あとは、
避けた口の端と端を、
地道に細かくかがります。
なるべく目立たないようにすくって、
でもしっかり縫う。
修理完了です!
表に返すとこうなります。
ポイントがあるとすれば、
「最初に、表に見える側から縫う」
ということくらいです。
この補修の縫い方だと、
裏側(肌に触れる側)は、
多少糸が見える可能性があります。
でも、
表側は中表に合わせて裏面から縫っているので、
表側からは、糸がほぼ見えません。
だから、こう縫いました◎
プロに任せたい派の方は、
補修してくれる業者さんにお願いするのも手です!
宅配クリーニング屋さんの中には、
補修やお直しもやってくれるお店があります!
大喜びしてくれた姪とのエピソード
直して、姪に渡したところ、
「どこがやぶれてたか分かんない!ビックリした!」
…直し手冥利に尽きます。
よかったよかった。
これでもう少しの間、着られるね!
ということで、
今回のジャンパー。
全体的にすごくくたびれていたし、
袖口リブの毛玉がものすごい。
こんなになるまでたくさん着たんだから、
もう、捨ててもいいんじゃない?
と、なだめようとしたんですが、
「これ、すごく気に入ってて、
自分の肌みたいなものなの!
ないと困るの!!」
と言われまして。。
お気に入りを直してでも着たい、
っていう気持ちは、
大切にしてあげたいなと思って。
それで、直したという経緯です。
まとめ
最近は安価な洋服も増え、
「手入れして長く着る」より、
「ワンシーズン着て使い捨て」
の感覚が強い気がします。
私はどちらかというと、
少し高価でも気に入れば買うし、
安くてもなるべく長く着たいな、
と思ってしまいます。
10年以上着ているなんて洋服も、
結構あります。
もちろん、
みすぼらしいものは着たくないですが、
その基準って、結構人それぞれなのかもなぁと、
姪のジャンパーを直しながら思いました。
「こうあるべき」
というのを、
人に押し付けるのはダメだなと、
反省をしました。
大切にしたい気持ち、尊重したいなって。
壊れたから新しいのを買って!
とごねられるより、
よほど可愛いなと思った、
叔母バカ、まなきでした。
クリーニングやお直しで、
お手入れしながら長く愛用するのも一つの方法ですし、
あぁ、
せっかくだから毛玉は取ってから返してあげればよかった。。
毛玉クリーナー持ってるのに。。
ここまでお読みいただき、
ありがとうございます!
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よろしければのぞいてくださると嬉しいです^^↓